書痙で悩む日々の記録

「書く事ができない」ただそれだけだけど。それが自分にとってとても大きな障害になってるんです。その病気に気づく前から今までの苦悩、そして、これからの経過を記録として残していこうと思いこのブログを開設いたしました。

6月12日

いつもの鍼灸の日です。

この日を待つのが楽しみになっています。

楽しみ?というか救いですね。

この鍼灸があるから少し楽になるんです。

気持ちが。

実際に少し書けるようにもなりますし。

書けるというか落ち着けるんですよね。

落ち着くから書けるんですね。

というわけで本日の内容です。


まずはいつも通り背中から。

背中のお灸です。

今回は首にも圧痛点があったらしく首から背骨にかけてと肩甲骨周辺を念入りにお灸。

少し熱い。

熱く感じました。

が、我慢できない熱さではなく。

先生のお灸は効きます。

お灸の後はいつもならば機械つかっての温めなのですが、今回は針でした。

背中の右肩甲骨周辺に針を。

いままで背中はお灸だけだったので、この針はズドーーンときました。

いやぁ効きます。

針刺して電気かけるのですが効きます。

その後も針を何度か刺して。

針の後は脱力でした。

それが終わると仰向けで右手のお灸です。

これはいつもの通り指先と前腕にお灸していきます。

慣れたもんでそこまで熱さは感じません。

ものすごく気持ちいいです。

が、そのあとの針が。

右手に力入れたり抜いたらしながら肘ら辺に針を刺していくのですがこれがまたズーーーンとくるんです。

じーっとしてれば大丈夫なのですが、力入れたり抜いたりしながらなので余計にくるんでしょうね。

でも効果ありですよ。

めちゃ効いて緊張ぬけましたから。

その場は。

最後に書く練習です。

リアル感だすために椅子に座りデスクで書きます。

やはりこの姿勢だとどーしても書くぞ感があって筆のすすみが悪いです。

ほぐれてはいるのですがスラスラ感は全くなし。

でもこの姿勢で少しでも書ける幸せといったらないですね。

普通に書ける暮らしをしている方からするとわからないかもしれませんが、少しでも書けるこの幸せ。

本当に嬉しいです。

ほーーーーんの小さな事なのですが、僕にとってはとても重大な問題、悩みなのですよ。

これ以上の悩みはないです。

明日からまた頑張らないと。

肩の力抜いて。

6月9日

最近の休みは病院ばかり。

今日も検査で病院へ。

初診だったためまた書かなければならなくて。

ペンと用紙2枚を受け付けで渡されました。

おそらく普通の方であれば3分もあれば終わる作業かと。

僕は30分かかってしまいました。

別に胸を張っていうことではありませんが。

何度も受け付けの方が来て

終わりましたか?

と聞いてきます。

その都度

すみません遅くて

と返す僕。

字にならない字を30分かかって書いたのです。

誰がみてるとかではないのに。

書けない。

情けない。

本当情けないです。

普通に書ければどんなに素晴らしい世界が待ってることか。

なんとかならないのでしょうかこの右手。

悩みです。


6月6日

人間不安が多ければ多いほど悩みが増え、不安が少なければ悩みが減りメリハリある生活が送れるのではと思います。

まさしく今の僕は不安の塊でできており夜も眠れず常に何かを考え何かにおびえている感じです。

ある日の話しですが、仕事で電話対応をしました。

メモをとろうとするのですが、全く書けないんです。

震えがとまらなくて。

相手の方も遅いなと思った事でしょう。

何度も名前と電話番号を復唱させてもらい両手で抑えながらそれでも震えながら書いた事がありました。

おそらく時間にしたら2分くらいの事だったのでしょうが、僕にとっては30分くらいにも感じました。

不安が焦りをうんで書痙を悪化させてるんですよね。

そんな不安を常に抱えていると身体が休まる時間がない。

自律訓練法を提案され実施しているのはその不安や頭に抱えてるものを一時的に頭からなくすためでもあります。

実際、自律訓練法行ってる2分くらいはその事しか考えてないのでその点では効果あったかなと。

24時間のうちの2分。

2回やれば4分。

この時間だけはいろんな事から離れる事ができてます。


さてそんな僕ですが悩んでばかりでは何もすすみません。

不安をひとつでも解決させ前進せねば。

不安な要素。

腰。

右手。


いままでの僕は書痙で字が書けない事を隠すために必死になって現場でバリバリ動いて働いてました。

本当、言わなければ、書かなければ誰も僕が書痙だなんて気付かないくらい。

もちろん書けない辛さや悩みは抱えてましたよ。

でも現場で働いてると忘れることができてました。


が、そんな僕が腰を痛めたんです。

ぎっくり腰ならば何度かやったことあるのである程度で復活できるのはわかってます。

今回は症状ではなく病名がついてるんです。

腰椎椎間板ヘルニアと。

そーなったことにより僕は現場に入れなくなりました。


右手の症状を隠すために現場でバリバリ動いてた僕がですよ。

もう隠せなくなってしまったんです。

もちろんカミングアウトはしていますが。


この右手の書痙さえなければどんなに日々の生活が明るいか。

仕事で活き活きできることか。

悩ましいです。


そして腰さえこうならなければもっとバリバリできたはずなのに。


僕はかたよった考えなのかもしれませんが、

腰は痛みを我慢すればいいだけ。

右手は我慢してもできないんです。

辛いのは腰ではなく右手なんです。

僕の中では。


とすれば腰を解決さえできればこの悩みや不安は少し楽になるかもと思い、前置きが長くなりましたが、僕にとっての前進行動をしたわけであります。


ゴールを見つけたかったんです。

腰で内服治療。

いつまで続くのだろう?

本当によくなるの?

なぜ手術をしないの?

現場復帰できるの?

と不安ばかり出てきて右手の症状も悪化してたので。

その疑問をぶつけるためにいつもの日大板橋心療内科の先生から同じ大学病院内の整形外科の先生を紹介してもらいかかりました。

丁寧に説明してくれました。

すべては患者のQOLのためだったんです。

今後の患者の生活を考えて手術はすすめない。

内服などでの保存療法が今はベスト。

もちろん何か他に障害が出てきたら手術も考えるとの事。


書痙の話しとはズレてるのではと思うかもしれませんが、この説明が僕の書痙には効果があるのです。

不安がひとつなくなると少しですが緊張もほぐれ書痙の症状が軽くなる。

単純ではないのですが単純なんです。

めんどくさい人間なんです。

相談できる先生がひとり増えた事。

これが救いです。


夜は夜でいつもの鍼灸へ。

いつも通り背中のお灸をして、その後背中を機械であたためていきます。

緊張が激しかったのか熱かったです。

いつにも増して熱く感じました。

背中が終わると右手です。

右手のお灸はそれほど熱さは感じませんでした。

とても心地よい。

右手は自分でもやってるからですかね。

慣れですかね。

右手のお灸が終わると針です。

がっつりとやってもらいました。

針は効きます。

ズンとくるんです。

そして楽になります。

施術時間約1時間。

あっという間です。

施術後に書けるようになったか実際に字を書きます。

書けるんですよ。

スラスラと。

もちろん横になった状態と座った状態の両方を試すのですが。

普通の人と比べるとそりゃぎこちないです。

が、自分としてはスラスラと。

行間を設けても書けます。

こちないですが。

この瞬間、本当に嬉しいです。

いつも書けない自分が字を書けるんです。

これがずっと続かない事はわかってます。

明日になれば、1時間後かもしれない、少しずつ元に戻っていきます。

その場限りなんです。

でも僕にとってはものすごく救われる瞬間です。

書痙に鍼灸は効果ありだと思います。





5月31日

昨夜妻に背中をお灸してもらったおかげか朝一での書き仕事は、下手なりに汚いなりにまぁうまくいったかなと思います。

が、今日はここからが仕事で色々ありました。

色々あると影響してくるのがこの右手です。

特に上から指摘を受けると過剰に反応してしまいます。

震えて震えて字なんて書けたもんじゃありません。

右手だけならまだしも胸のドキドキもとまらずフラフラする始末。

緊張を超えて倒れそうになりました。

対人恐怖症とでもいうのでしょうか。

信用していた人からの理不尽な指摘というのは対人不信になります。

基本的にチキンな僕は指摘された事を素直にうけすぎるのかもしれませんが、頭からずっと離れず。

イライラして。

なぜイライラするかというと、自分の思ってる事を出さないからなんですね。

言えればすっきりするのに。

そーできなくて。


そんなこんなで今日は散々な右手。

書痙の症状最悪でした。

5月30日

この日は仕事であった。

皆がうまく回るように組み立てたりとせわしなく動いていたせいか、字を書こうとすると固まって震えて全く字にならなかった。

プレッシャーに弱いのか。

ほんと些細な事で影響される手です。

29日に鍼灸ばっちりやったのにも関わらず。

残念な結果に。


ただ、帰宅すると同時にゆうパックで荷物が届き、ずっと待っていたお灸がとうとう来ました。

早速、妻に背中にお灸をしてもらいました。

これで今日の仕事うまくいくといいのですが。

日々書けない事に悩まされてます。

数字すら書けないんですから。


5月29日

本日は休みなので鍼灸の日です。

自宅にあったお灸を全て使い果たし、ここ3日程全くお灸をしていません。

いつもなら寝る前にお灸タイムしているのですが。

もちろんネットで注文はしています。

まだ届かないんです。

いつもしている事をしていない不安感。

不安感がたまってくると過緊張を助長するんですよね。

で、やっときた鍼灸の日。

16時にいつものはなぞの治療院へ。

今日もまずは背中のお灸から開始です。

うつ伏せで寝ます。

背骨に沿ってと肩甲骨周辺の緊張をとっていきます。

今日はそこまで熱さは感じません。

じんわりあったかい。

とても心地よい。

背中のお灸が終わると振動する機械使用して背中と腰を温めていきます。

これが最高に気持ちよくて前回同様に寝てしまいました。

先生に起こされて仰向けに。

今度は右手です。

右肘周辺に針をしていきます。

今回は2ヶ所。

固まってる箇所のためやはり痛い。

でも針が終わると楽になるんです。

次はお灸です。

右肘から手首にかけてと右手指先3本。

これに関しても今回は熱すぎず心地よい温かさ。

ひと通り終わると先生が右腕をマッサージしてくれます。

今日の施術はこれで終了です。

最後に字の書き具合のチェックです。

緊張がとれてスラスラとペンがすすみます。

前回程の書き具合ではないですが、今回も良い感じです。

限られた行の中にも字が書けます。

ひっかかる感じも軽減しています。


そして、その後の車の運転でも緊張がほぐれたのを実感しました。

とてもリラックスして運転できたんです。

久々です、こんなに肩の力が入らなく運転できたのは。


鍼灸、効果ありだと思います。

5月28日

5月24日に鍼灸をしっかりしてもらったおかげで、いままでになく右手が良好なんです。

もちろん日に日に動かなくなってきてるし震えるようにもなってきています。

が、いいんです。

汚い字だし、読めない字だし、力入ったりしてますが、まだ書けてる方なんです。

鍼灸、本当に効果あるかもしれません。


余談ですが、机に向かって字を書くのが一番厳しい僕の書痙ですが、実はホワイトボードにはスラスラ書けるんです。

姿勢の問題なのでしょうか。

不思議ですよね。


調子が良いからなのか事務職やってるからなのか、字を書けないこんな僕でも手帳を持ち歩くようになりました。

自分のメモとして使ってます。

もちろん震えてるし力入ってるので読めた字ではありません。

それでも書いてみようという気になってるんです。


明日は休みです。

またいつもの鍼灸の日です。

状態良くなる事を祈って行ってきたいと思います。