6月6日
人間不安が多ければ多いほど悩みが増え、不安が少なければ悩みが減りメリハリある生活が送れるのではと思います。
まさしく今の僕は不安の塊でできており夜も眠れず常に何かを考え何かにおびえている感じです。
ある日の話しですが、仕事で電話対応をしました。
メモをとろうとするのですが、全く書けないんです。
震えがとまらなくて。
相手の方も遅いなと思った事でしょう。
何度も名前と電話番号を復唱させてもらい両手で抑えながらそれでも震えながら書いた事がありました。
おそらく時間にしたら2分くらいの事だったのでしょうが、僕にとっては30分くらいにも感じました。
不安が焦りをうんで書痙を悪化させてるんですよね。
そんな不安を常に抱えていると身体が休まる時間がない。
自律訓練法を提案され実施しているのはその不安や頭に抱えてるものを一時的に頭からなくすためでもあります。
実際、自律訓練法行ってる2分くらいはその事しか考えてないのでその点では効果あったかなと。
24時間のうちの2分。
2回やれば4分。
この時間だけはいろんな事から離れる事ができてます。
さてそんな僕ですが悩んでばかりでは何もすすみません。
不安をひとつでも解決させ前進せねば。
不安な要素。
腰。
右手。
いままでの僕は書痙で字が書けない事を隠すために必死になって現場でバリバリ動いて働いてました。
本当、言わなければ、書かなければ誰も僕が書痙だなんて気付かないくらい。
もちろん書けない辛さや悩みは抱えてましたよ。
でも現場で働いてると忘れることができてました。
が、そんな僕が腰を痛めたんです。
ぎっくり腰ならば何度かやったことあるのである程度で復活できるのはわかってます。
今回は症状ではなく病名がついてるんです。
腰椎椎間板ヘルニアと。
そーなったことにより僕は現場に入れなくなりました。
右手の症状を隠すために現場でバリバリ動いてた僕がですよ。
もう隠せなくなってしまったんです。
もちろんカミングアウトはしていますが。
この右手の書痙さえなければどんなに日々の生活が明るいか。
仕事で活き活きできることか。
悩ましいです。
そして腰さえこうならなければもっとバリバリできたはずなのに。
僕はかたよった考えなのかもしれませんが、
腰は痛みを我慢すればいいだけ。
右手は我慢してもできないんです。
辛いのは腰ではなく右手なんです。
僕の中では。
とすれば腰を解決さえできればこの悩みや不安は少し楽になるかもと思い、前置きが長くなりましたが、僕にとっての前進行動をしたわけであります。
ゴールを見つけたかったんです。
腰で内服治療。
いつまで続くのだろう?
本当によくなるの?
なぜ手術をしないの?
現場復帰できるの?
と不安ばかり出てきて右手の症状も悪化してたので。
その疑問をぶつけるためにいつもの日大板橋心療内科の先生から同じ大学病院内の整形外科の先生を紹介してもらいかかりました。
丁寧に説明してくれました。
すべては患者のQOLのためだったんです。
今後の患者の生活を考えて手術はすすめない。
内服などでの保存療法が今はベスト。
もちろん何か他に障害が出てきたら手術も考えるとの事。
書痙の話しとはズレてるのではと思うかもしれませんが、この説明が僕の書痙には効果があるのです。
不安がひとつなくなると少しですが緊張もほぐれ書痙の症状が軽くなる。
単純ではないのですが単純なんです。
めんどくさい人間なんです。
相談できる先生がひとり増えた事。
これが救いです。
夜は夜でいつもの鍼灸へ。
いつも通り背中のお灸をして、その後背中を機械であたためていきます。
緊張が激しかったのか熱かったです。
いつにも増して熱く感じました。
背中が終わると右手です。
右手のお灸はそれほど熱さは感じませんでした。
とても心地よい。
右手は自分でもやってるからですかね。
慣れですかね。
右手のお灸が終わると針です。
がっつりとやってもらいました。
針は効きます。
ズンとくるんです。
そして楽になります。
施術時間約1時間。
あっという間です。
施術後に書けるようになったか実際に字を書きます。
書けるんですよ。
スラスラと。
もちろん横になった状態と座った状態の両方を試すのですが。
普通の人と比べるとそりゃぎこちないです。
が、自分としてはスラスラと。
行間を設けても書けます。
ぎこちないですが。
この瞬間、本当に嬉しいです。
いつも書けない自分が字を書けるんです。
これがずっと続かない事はわかってます。
明日になれば、1時間後かもしれない、少しずつ元に戻っていきます。
その場限りなんです。
でも僕にとってはものすごく救われる瞬間です。
書痙に鍼灸は効果ありだと思います。